寿都町議選 処分地選定「概要調査」賛成の立場の議員が過半数

いわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定をめぐり、全国で初めて「文献調査」が行われている寿都町の町議会議員選挙が3日、行われ、次の「概要調査」に進むことに賛成の立場の議員が過半数を占めました。
選挙結果が今後の町の判断に影響することも予想されます。

寿都町では神恵内村とともに第1段階の「文献調査」がほぼ終了していて、次の段階の「概要調査」に進むかどうかが焦点となっています。
町は事前に住民投票を行うことにしていますが、片岡春雄町長は「北海道だけの問題」になることを避けるため調査を受け入れる新たな自治体が現れることが前提だとしています。
こうした中、9人の定員に対し12人が立候補した町議会議員選挙は3日、投票が行われ、「概要調査」に進むことに賛成の立場の議員が5議席と過半数を占めました。
町議会は処分地選定の手続きには直接関与しませんが、「概要調査」に前向きな片岡町長を後押ししていくものと見られ、今後の町の判断に影響することも予想されます。