北斗市に初のワイナリー完成で竣工式

地元産ワインによる地域活性化に力を入れている北斗市で市内で初めてとなるワイナリーが2軒完成し、竣工式が行われました。

道南では近年、ワインの産地化が広がっていて、北斗市でも冷涼な気候を生かした生産ができるとして、このほど、市内で初めてとなるワイナリーが北斗市文月に2軒完成しました。3日はこのうちの1軒で、市の関係者などおよそ25人が出席して竣工式が行われ、地元で取れたブドウで6年前に製造したワインが振る舞われました。このワイナリーでは今後、年間1万3000本ほどのワインの生産を計画しているということです。ワイナリーを運営する会社の佐々木賢取締役は「環境に左右される手法で製造するので、環境を整備しながらしっかりつくっていきたい。また、この土地は樺太から引き上げた人が苦労して開墾したと聞いていてそうしたことも考えながら地域の人とうまくやっていきたい」と話していました。