函館 歴史ある西部地区 活性化へ新たな協議会設立

人口減少や高齢化が進む函館市の西部地区で、地域の魅力を高めるため新たに協議会が設立されました。

この「箱館旧市街まちづくり協議会」は西部地区に不動産を所有する人や事業者、大学の教授らで設立したものです。協議会では函館ならではの歴史がある一方で、建物の老朽化などが進み再開発が進んでいないとして、活動の対象となる地域を入舟町、船見町、弥生町、弁天町、大町とすることになりました。そして、このエリアのコンセプトや活性化に向けた戦略を策定し、事業者の誘致につなげたり行政と連携したりしてまちづくりに取り組むとしています。また、重点的に再生事業を進めたい場所として、西小学校・中学校の跡地と「ともえ団地」の跡地、入舟町の倉庫群を挙げています。協議会のメンバーの橋谷秀一さんは「函館らしさがありながら上質で多様なライフスタイルで過ごすことができるエリアとして再生し、流入人口を少しでも増やしたい」と話していました。