旭岳で降雪か 黒岳では「初雪」「初冠雪」観測と発表

大雪山系の旭岳の中腹に設置されているNHKのカメラでロープウエーの姿見駅周辺に雪が降っているのが3日朝、確認されました。また、同じ大雪山系の黒岳ではロープウエーの運営会社が「初雪」と「初冠雪」を観測したと発表しました。

大雪山系の旭岳は道内で最も高い標高2291メートルで、5合目にあるロープウエーの姿見駅に設置したNHKのカメラでは3日午前8時半ごろ、駅周辺に雪が降っているのが確認できました。
旭川地方気象台やロープウエーの運営会社からは「初雪」の発表はありませんが、映像では雪が積もっている様子や積雪の中を人が歩いている様子がはっきり確認できます。
また、標高1984メートルの黒岳では、現地でロープウエーを運営する会社が3日午前6時ごろ、7合目付近で、みぞれが降ったことを確認し、会社は「初雪」と「初冠雪」を観測したと独自に発表しました。
ロープウエーの運営会社によりますと、黒岳の「初冠雪」は去年より2日早く、ここ5年では2020年の9月27日に次いで4番目に遅くなっています。
旭川地方気象台によりますと、北海道付近は2日夜、上空3000メートルにマイナス5度前後の寒気が入り込み、標高が高い山では雪が降りやすい状態だったということです。