室蘭港に新たなフェリー航路開設 青森港へ第1便出港

室蘭港と青森港を結ぶ新たなフェリーの航路が開設され、2日夜、室蘭港から第1便が出港しました。室蘭港では、1年8か月ぶりの定期航路となります。

函館市に本社がある「津軽海峡フェリー」は、2日、室蘭港と青森港をおよそ7時間で結ぶ新たな航路を開設しました。
第1便は、乗客169人と、トラックや乗用車などおよそ80台の車両をのせて、大勢の人が見送る中、2日夜8時に室蘭港を出港しました。
室蘭港では、唯一運航していた青森県の八戸港との間を結ぶフェリーが去年2月に休止となっていて、1年8か月ぶりの定期航路となります。
この航路について、運航会社では、2024年4月からトラックドライバーへの時間外労働の規制が強化されることから、移動時間を休息にあてられるフェリーへの需要が高まることなどを見込んでいると説明しています。
群馬県へ食品を運ぶトラックの運転手は、「函館と青森を結ぶ便より休みが多く取れるのでいいと思います。もっと便を増やしてほしいです」と話していました。
フェリーは週6往復運航されることになっていて、青森港からの最初の便は、3日午前9時に出港し、午後3時45分に室蘭港に到着する予定です。