札幌市が「つどーむ」敷地を候補に通年型リンク整備の案を公表

札幌市は東区にあるスポーツ交流施設「つどーむ」の敷地を候補地に、スケートのほかカーリングもできる2つの通年型リンクを整備するとした「札幌市アイスリンク基本構想」の案を明らかにしました。

札幌市は市や道が所管するスポーツ施設の一部が老朽化し更新時期が迫るなか、昨年度から「札幌市アイスリンク基本構想」の検討を進めていて、その案を2日に開かれた市議会の経済観光委員会で明らかにしました。
それによりますと、冬季のみスケートリンクを開設している札幌市東区の「美香保体育館」を区内の「つどーむ」の敷地に移転させる方向で検討し、そこにスケートのほかカーリングもできる2つの通年型リンクを整備する方針です。
現在、市や道が所管する4つのスケートリンクのうち通年で使えるリンクは2つで、新たに2つの通年型リンクを整備することで、夏場のスケート環境を充実させるほか、競技人口が増加しているカーリングへの対応を強化するねらいです。
市は「札幌市アイスリンク基本構想」の案について市民から意見を募るパブリックコメントを実施したうえで年内にも計画を策定したいとしています。