札幌西区の住宅街で3頭のクマ目撃 警戒強化

札幌西区の住宅街で3頭のクマ目撃 警戒強化

1日夜、札幌市西区の住宅街で親子と見られるクマ3頭が目撃されました。この付近では、先週も複数回クマの目撃情報が相次いでいて、警察は、これらのクマは同一個体とみて、警戒を強めています。

1日午後10時50分ごろ、札幌市西区山の手5条10丁目の住宅街で付近を歩いていた人から「クマ3頭を目撃した」と警察に通報がありました。
警察によりますと、目撃されたクマの体長は1頭は2メートルほど、ほかの2頭が1メートルほどの大きさで、クマは付近のやぶの中から路上に出てきましたが、40メートルほど離れた目撃者に気づくと、出てきたやぶの方向に戻って行ったということです。
この付近では、9月25日から27日にかけて親子とみられる3頭のクマの目撃情報が相次いでいて、警察は今回目撃されたクマと同一の個体とみています。
今のところクマの痕跡は確認されていませんが、現場周辺では多くの目撃情報があることから、警察はパトロールを行うなどして警戒を強めています。
現場は、幹線道路の「北1条・宮の沢通」のほか、近くには、病院や小学校などもある住宅街です。