札幌 仮想のまちで小学生が仕事などを学ぶイベント

小学生が仮想のまちで、働くことや社会の仕組みを学ぶイベントが札幌市内で開かれました。

この催しは札幌市などが4年ぶりに開いたもので、会場の「アクセスサッポロ」には事前に申し込んだ小学3年生と4年生が集まりました。
ここには「ミニさっぽろ市」と名付けられた仮想のまちが設けられ、およそ50の職場が用意されていて、子どもたちは消防隊の消火や救助活動に取り組んだり歯科医院で実際に使用される器具を使って模型の歯の治療を体験したりしていました。
そして給料として仮想の通貨を受け取り、まちのなかでお菓子を買うなどして楽しんでいました。
参加した小学3年生の女の子は「保育士の仕事を体験しました。おむつを変えたりだっこしたりするのが楽しかった」と話していました。
また小学3年生の男の子は「ラーメン作りを体験して難しい部分もあったけど、おいしくできた」と話していました。
「ミニさっぽろ2023実行委員会事務局」の吉川智成さんはは「イベントを通じて子どもたちには主体的に取り組んでもらいたいし、まちづくりを考えるきっかけにしてほしい」と話していました。