新型コロナ 高額な治療薬 10月から一部自己負担に

新型コロナウイルスの患者への支援は、これまで段階的に見直されていて、10月からは全額公費負担としてきた治療薬が一部自己負担となります。

新型コロナの外来の治療費は、「5類」への移行を受けこれまで段階的に見直されていて、窓口負担分は自己負担になっていますが、高額なコロナ治療薬の費用は全額公費負担が続けられてきました。
来月からはほかの病気との公平性を考慮してコロナ治療薬で一部自己負担が求められることになり、具体的には年齢や所得によって変わる医療費の自己負担割合が1割の人は3000円、2割の人は6000円、3割の人は9000円となります。
また、入院医療費については、1か月あたりの医療費が高額となった場合、自己負担額に上限を設ける「高額療養費制度」でさらに最大2万円を補助してきましたが、来月からは補助額が半額の最大1万円となります。
道の感染症対策課の担当者は「経済的負担は増えるが、発熱など新型コロナが疑われる症状が出た場合は、感染拡大を防ぐためにもためらわず医療機関を受診してほしい」としています。