大空町の藻琴川 秋サケ密漁防止へドローン使ってパトロール

秋サケの密漁を防ごうと29日朝、オホーツク海側の大空町でドローンを使ったパトロールが行われました。

道によりますと、道内の河川などではサケやマスをとることが禁止されていますが、大空町を流れる藻琴川では去年秋に行った2回の調査で、腹を割かれて卵を取り出された状態のサケが200匹以上見つかっていて密漁があとを絶ちません。
このためオホーツク総合振興局と網走警察署は29日午前5時ごろから、大空町の藻琴川でドローンを使った合同パトロールを初めて実施しました。
はじめにドローンのデモ飛行を行い、密漁者を照らすスポットライトや密漁者に警告を行うスピーカーなどの機能を確認しました。
そして川の上流にドローンを飛ばし、モニターの映像を見ながら不審な人影がいないかを確認していました。
29日は密漁者の発見には至りませんでしたが、総合振興局と警察は今後も継続してオホーツク地方の川でパトロールを行うことにしています。
オホーツク総合振興局の米濱康文水産課長は「ドローンを使うことで昼夜を問わず、広い範囲をパトロールできる。今後も厳しく取り締まりを行っていきたい」と話していました。