農大生が地元産の大麦使った「網走農家ビール」を醸造

網走市にキャンパスがある東京農業大学の学生たちが、地元の農家が生産した大麦だけを使ったビールを造りました。

「網走農家ビール」と名付けたこのビールは、自分たちが育てた大麦だけで造ったビールを飲みたいという地元の農家の要望を受けて、東京農業大学北海道オホーツクの学生プロジェクトのメンバーが造りました。
原料の大麦は農家が生産した「札育2号」という品種を使い、独自のビール造りに挑戦している学生たちが育てたホップも使って、およそ900リットルを醸造しました。
学生たちが農家ビールを造るのは去年に続いて2回目で、ビールの醸造の工程などを学ぶ貴重な機会になっているということです。
プロジェクトの広報を担当している山中楓夏さんは「網走でもおいしいビールが造れることを農大生の力で発信したいです。ことしは学生が育てた大麦でもビールを造るので、完成したらぜひご賞味ください」と話していました。
「網走農家ビール」は、大学の関係団体を通じて販売されるほか、網走市呼人にあるホテルのレストランでも味わうことができるということです。