札幌南区でクマ駆除 付近で出没繰り返していた個体か

クマの目撃が相次いでいた札幌市南区では25日、高校が臨時休校となるなど影響が広がりましたが、目撃された個体と同一とみられるクマが昼すぎに駆除されました。

札幌市南区にある南沢トンネル付近では、24日に大学の職員がクマを目撃したほか、25日も午前7時45分ごろにクマが目撃されました。
付近では今月21日からクマの目撃が相次いでいたことから、近くにある東海大学付属札幌高校は25日、「生徒の安心安全を第一に考える」として臨時休校の措置をとりました。
また、警察や市は道路の通行を規制するなどして住民に注意を呼びかけていましたが、25日午後1時50分すぎ、猟友会のハンターがこの地区の市街地でクマを発見し、駆除したということです。
札幌市は、駆除されたクマはその外見などからこの地域で出没を繰り返していた個体と同一だとみて確認を進めています。