奈井江町でフィンランドの人たちと町民がモルックで交流

空知の奈井江町で町と交流が深いフィンランドの人たちと町民が、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を楽しみました。

健康と福祉のまちづくりを進める奈井江町は、福祉政策の先進地で知られるフィンランドに職員を派遣したことがきっかけで交流を深め、平成7年からは毎年、お互いに訪問団を送ってそれぞれの文化に親しんでいます。
新型コロナウィルスの影響で近年は訪問を取りやめていましたが、ことしは5年ぶりに7人の訪問団が奈井江町を訪れ、24日、町民とフィンランド発祥のスポーツ「モルック」で交流しました。
「モルック」は、長さ20センチほどの木の棒を投げて1から12までの数字が書かれたピンを倒し数字の合計がちょうど50点になるよう競うスポーツで、奈井江町でも親しまれています。
競技には町内から90人が参加し、こどもたちが狙い澄まして目標のピンに棒を投げて命中させると会場の参加者から大きな拍手が送られていました。
80代の男性は「本場のフィンランドの方は命中率が違いました。またやってみたいです」と話していました。
訪問団の1人は「町民の方々がモルックを楽しんでいるのを見て、とても嬉しく思います]と話していました。
訪問団は今月27日まで町に滞在し、町内の小学校を訪れるなどして交流を深めることにしています。