釧路の居酒屋で10人食中毒 3日間の営業停止処分に
釧路市内の居酒屋で食事をした10人が、下痢や発熱などの症状を訴え、釧路保健所は「カンピロバクター」と呼ばれる細菌による食中毒と断定して、この店を21日から3日間の営業停止の処分にしました。
営業停止の処分を受けたのは、釧路市栄町3丁目の飲食店「居酒屋 藤」です。
釧路保健所によりますと、9月9日にこの店で食事をした団体客、17人のうち10人が翌日の朝から下痢や発熱、腹痛などの症状を訴え、このうち6人が医療機関で治療を受けたということです。
入院した人はおらず、全員、快方に向かっているということです。
保健所が検査した結果、患者7人から食中毒の原因となる細菌の「カンピロバクター」が検出されたため、保健所では店の食事が原因の食中毒と断定しました。
この居酒屋は9月14日から営業を自粛していますが、保健所はこの居酒屋を21日から3日間の営業停止の処分にするとともに、衛生管理の徹底を指示したということです。
「カンピロバクター」は鶏や牛、豚などの腸の中に生息する細菌で、保健所では、食肉は十分に加熱して食べることや、肉とほかの食品の接触を防ぐことなどを呼びかけています。