江差町 外国人研修員が水産業学ぶ

江差町で、アフリカや東南アジアなどから日本を訪れている研修員が、水産資源の持続的な利用や加工して付加価値を付ける仕組みなどについて学びました。

この研修は、JICA=国際協力機構が主催したもので、アフリカのエジプトやタンザニア、東南アジアのインドネシアなど11か国から11人が参加しています。
研修では江差町で養殖が行われているトラウトサーモンを使った昼食が準備され、おいしそうに味わっていました。
続いて、北海道大学大学院の助教が北海道の水産業について英語で講義を行い、魚を水揚げしたあと加工して付加価値を付ける仕組みや漁協の組織などについて説明しました。
これに対して研修員は、漁具を購入する方法や漁協の組合員に定年はあるのか、別の漁協に移ることができるのか、などについて質問し、漁協のメンバーや桧山振興局の職員が答えていました。研修に同行した北海道大学水産学部の学生は「漁協の活動が活発で、女性部の方々の活動もすばらしいので、海外の人も、水産製品にどのように付加価値を付けるのか、学ぶことができると思います」と話していました。