増毛町で秋サケ漁が最盛期 豊漁の去年に比べると水揚げは低調

日本海側の増毛町で秋の味覚、秋サケの定置網漁が最盛期を迎えていますが、記録的な豊漁だった2022年に比べて低調な水揚げとなっています。

増毛町の秋サケの定置網漁は9月1日に解禁され、町内の漁港ではこの時期、最盛期を迎えています。
増毛港では19日、夜が明ける前から漁に出ていた漁船3隻が6時すぎに戻り、大きいもので体長およそ80センチの秋サケを水揚げし、手早くオスとメスに分け重さを計っていました。
増毛漁協によりますと、19日の水揚げは330匹で、32年ぶりの記録的な豊漁だった2022年の同じ時期(1500匹)の3割ほどにとどまっています。
また、メスの価格は1キロあたりおよそ909円と、2022年(1921円)より1000円ほど安値で取り引きされているということです。
漁業者の櫛引一也さんは「ことしは水温が高く、秋サケが岸に近づいてきません。漁獲量が少ないので、毎日ではなく1日おきに出港しています。このあと水揚げが増えることを期待しています」と話していました。
増毛町の秋サケの定置網漁は11月中旬ごろまで続きます。