食中毒か 中学生の陸上競技大会でおう吐・発熱など訴える

17日、札幌市で行われた中学生の陸上競技大会で、参加していた複数の生徒がおう吐や発熱などの症状を訴えて、このうち11人が病院に搬送されました。いずれも症状は軽いということですが、保健所は、生徒たちが同じ食事を取っていたことなどから、食中毒の可能性もあるとみて調べています。

消防や大会の運営者などによりますと、17日午前、札幌市厚別区の厚別公園競技場で行われていた北海道中学校新人陸上競技大会で、参加していた複数の生徒が発熱やおう吐などの症状を訴えました。
大会関係者などが生徒たちを介抱したあと、11人が病院に搬送されましたが、いずれも症状は軽いということです。
競技場には複数の救急車が出動したことから一時、騒然としました。
大会の運営者によりますと、症状を訴えたのは、十勝や道南地方などから参加した生徒で、いずれも札幌市中央区の宿泊施設を利用し、同じ食事を取っていたということです。
札幌市保健所は、生徒の症状や同じ食事を取っていた状況から、食中毒の可能性もあるとみて、調べています。
大会は、16日から2日間の日程で行われていて、道内の中学校からおよそ1200人の生徒が参加していました。