札幌でスポーツ・遊びを通じて外国人と交流するイベント

海外発祥のスポーツや遊びを通じて外国人と触れ合って世界をもっと身近に感じてもらおうというイベントが札幌市で開かれました。

これはJICA=国際協力機構などが開いたもので、およそ20か国の人たちが海外の遊びや文化を紹介するコーナーを設けました。
このうちフィンランド発祥のスポーツ「モルック」を体験するコーナーでは、子どもたちが木の棒を投げて狙ったピンを倒せるか競っていました。
またモンゴルの遊び「シャガイダハ」のコーナーでは子どもたちが羊やラクダなど動物の形をした小さな駒同士をはじき合って楽しんでいました。
このほかアフリカの生活を紹介するコーナーでは、少数民族の家の模型や暮らしぶりを紹介する写真も展示され子どもたちは熱心に見入っていました。
会場では子どもたちがさまざまな国で作られたブレスレットや帽子をイベントの景品として受け取って喜ぶ様子も見られ、7歳の女の子は「いろんな国の言葉をたくさん知れて嬉しかった」と話していました。
JICA北海道センター阿部裕之所長は「子供たちが外国人と接する機会は少なく、これから国際協力の担い手となる若い人が世界に目を向けるきっかけになるよう続けていきたい」と話しました。