道の委託業務 過大請求 「電通北海道」を6か月間指名停止に

大手広告会社、電通グループの子会社「電通北海道」が道から委託された新型コロナ関連の業務でおよそ1億5800万円を過大請求していた問題で、道は「電通北海道」を15日から6か月間、指名停止の措置にしたことがわかりました。

道によりますと、「電通北海道」はおととし4月からことし3月にかけて、道から委託された新型コロナ関連のコールセンター業務で、道の承認を得ないまま、別のグループ会社に再委託していたということです。
さらに、再委託を受けた「電通プロモーションエグゼ」は別の事業者に再々委託した上で、勤務実績などを改ざんして請求した結果、「電通北海道」は道に対し、およそ1億5800万円を過大請求していました。
これを受けて、道は「電通北海道」について、契約違反にあたるとして、15日から6か月間、道が発注する事業の入札に参加できないよう、指名停止の措置にしたことがわかりました。
また、再委託を受けた「電通プロモーションエグゼ」については不正行為にあたるとして、15日から1年間、道と契約できない措置にしました。
道は、15日午後、記者会見を開き、正式に発表することにしています。