Rapidus 工事関係車両 1日900台超える見通し

先端半導体の国産化を目指すRapidusの工場建設を担う鹿島建設は、工事関係車両の台数がピーク時の来年7月には1日あたり900台を超える見通しを明らかにしました。今後、周辺の渋滞対策が課題となりそうです。

これは14日、千歳市で開かれたRapidusや鹿島建設と地元企業との会合のなかで、鹿島建設の担当者が明らかにしました。
それによりますと、工事車両や通勤バスなど工事関係車両の台数は、くい打ちが行われている今月は1日あたり350台ですが、地上部分の工事が進むピーク時の来年7月には1日あたり933台にのぼる見通しだということです。
課題となる周辺の渋滞対策について鹿島建設は、JR南千歳駅近くにシャトルバスの発着場を設け、建設現場に続く通行ルートは渋滞の原因の1つとされる右折を禁止し、左折に限定します。
また、これまでは、最大で1日6000人としていた工事に必要な人数については、再検討の結果、1日4000人余りになる見通しを示しました。
鹿島建設は330室が入る作業員用の宿舎を千歳市で年内に完成させ、今後、必要に応じて増設する方針を明らかにし、宿舎で収容しきれない場合は地元のホテルやウィークリーマンションなども活用したいとしています。