札幌 地下鉄南北線で54mオーバーラン けが人なし
14日午前10時45分ごろ、札幌市営地下鉄の南北線の中島公園駅で、列車が停止位置をおよそ54メートル通り過ぎて止まりました。乗客にけがはなく、運転士は「せき込んでしまい、ブレーキのタイミングが遅れた」と説明しているということです。
14日午前10時45分ごろ、札幌市営地下鉄の南北線の中島公園駅で、真駒内方面に向かっていた列車が停止位置をおよそ54メートル通り過ぎて止まりました。
札幌市交通局によりますと、客にけがはなく、車両は本来の停止位置まで後退して乗客を乗り降りさせ、定刻よりも2分50秒遅れて運転を再開したということです。
この列車の60代の運転士は、聞き取りに対し、「駅に進入する直前にせき込んでしまいブレーキのタイミングが遅れた」と説明しているということです。
札幌市営地下鉄では、通常、自動運転となっていますが、運転士は月に3回、4駅以上の区間で手動運転の訓練が義務づけられているということで、当時、運転士は、手動運転の訓練中だったということです。
札幌市交通局は「ご利用のお客様に大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。