健康食品で人気 南米原産の穀物『キヌア』の収穫 剣淵町

健康食品として人気の南米原産の穀物、「キヌア」の収穫が上川の剣淵町で行われています。

キヌアは南米のアンデス地方原産の穀物で、ミネラルや食物繊維などを豊富に含むことから、健康食品として注目されていて、剣淵町では地域の特産品にしようと、2014年から栽培が行われています。
ことしは4軒の農家が栽培に取り組んでいて、今月はじめから収穫が始まっています。
このうち森武佑太さんの畑では、5月下旬にまいた種が80センチほどに育っていて、農業用機械で次々に刈り取って脱穀していました。
けんぶちキヌア生産普及組合の高橋朋一組合長は「キヌアは暑さに強く、ことしの猛暑の中でも順調に生育しました。近年は道内でも高温傾向が続くなか、これからより普及していくことを期待しています」と話していました。
キヌアはプチプチとした食感が特徴で、サラダやおにぎりに混ぜて食べるのがおすすめだということです。
ことしはおよそ5トンが収穫される見込みで、冬以降、全国各地に出荷されるということです。