”核のごみ” 処分地 長崎県対馬市議会が文献調査の請願採択

いわゆる「核のごみ」の処分地の選定に向けた「文献調査」が寿都町と神恵内村でまとめの段階に入る中、長崎県対馬市の市議会は「文献調査」の受け入れを市が進めるよう求める請願を賛成多数で採択しました。

「文献調査」をめぐっては、現在、調査が行われている寿都町の町長や神恵内村の村長のほか鈴木知事からも「北海道の問題」とならないよう全国的な関心を広げるよう求める声が上がっていて、政府はことし4月、最終処分の実現に向けた基本方針を8年ぶりに改定し複数の地域での調査の実施を目指すとしています。
こうした中、長崎県対馬市の議会では12日、「文献調査」の受け入れを市が進めるよう求める請願を10対8の賛成多数で採択しました。
文献調査の受け入れに応募するかどうかは市長が判断することになっていて対馬市の比田勝市長は今月末までの議会中にみずからの考えを明らかにする方針を示しました。
対馬市が「文献調査」が行われる3つめの自治体になるのか。
市長の判断が注目されます。