プロテニス・内山靖崇選手創設の国際大会 地元札幌で開催

プロテニス選手で札幌市出身の内山靖崇選手が創設した国際大会がことしも札幌市で開催され、連日、熱戦が繰り広げられています。

札幌市出身の内山選手は、男子テニスのシングルスでは、4年前に自己最高の世界ランキング78位をマークし、現在も国際大会に出場する日本のメンバーとして活躍しています。
内山選手は現役でありながら、北海道でテニスを活性化させたいという思いから、おととし、プロテニスの大会を創設しました。
ことしも今月3日から17日までの日程で、札幌市豊平区のテニスコートで大会が開催され、国内外のプロ選手やアマチュアの選手が参加しています。
ことしの大会では、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことを受けて去年は2人だった外国人選手が9人に増えたということです。
8日は男子シングルスの準々決勝などが行われ、3年前の全日本選手権で優勝した中川直樹選手も試合を行い、得意のサーブとフォアハンドで攻めて、第1セットを6ー2、、第2セットを6ー0で取って、セットカウント2対0で勝ち、準決勝に進みました。
中川選手は、「札幌に来るのは初めてで、ワクワクして来ました。国内は大会数があまりないので大会の開催はとても貴重です」と話していました。
内山選手のメインコーチで、大会ディレクターの増田健太郎さん(52)は、「若い選手もベテランの選手もこれから海外の試合に出て行くひとつの足がかりにしてほしい」と話していました。
この大会は豊平区にある「平岸庭球場」で今月17日まで行われ、9日と10日は高校生以下は無料で観戦できます。