浦河町 外国人の子育て支援で保育所を開放
牧場などで働く外国人の子育てを支援しようと、日高の浦河町で保育所が開放され、子どもたちが日本の遊びなどを楽しみました。
馬産地として知られる浦河町には、サラブレッドの育成を担うインド人を中心におよそ400人の外国人が暮らしています。
こうした中、海外から来た人たちの子育てを支援しようと、7日、町の保育所が開放され、5世帯12人のインド人が訪れました。
参加者は、試験運行中の町の乗り合いバスで到着すると、保育所に通っている園児と一緒に「とんぼのめがね」などの童謡を歌ったあと、英語の曲に合わせてダンスをしました。
また、日本の祭りの雰囲気を味わってもらおうと、金魚に見立てた人形をおたまですくい上げる金魚すくいや輪投げなども行われ、子どもたちは次々に挑戦していました。
参加した母親は「子どもは祭りの遊びを楽しんでいました」と話していました。
浦河町子育て医療課の田村宜秀係長は「最初は緊張していた親子も笑顔を見ることができ、喜んでもらえてよかったです。こうした取り組みを徐々に拡充できるようにしていきたいです」と話していました。