江差町でクマ注意報を延長

江差町で、相次いでクマが目撃されていることを受け、檜山振興局は今月3日までとしていた「ヒグマ注意報」を来月2日まで延長すると発表しました。

警察によりますと江差町で、ことしに入って8月末までのクマの目撃件数は27件と、去年の同じ時期の3件から大幅に増えています。さらに、檜山振興局によりますとスイカやトウモロコシなどの農作物が食い荒らされる被害が先月13件確認されています。これを受け檜山振興局は、江差町での「ヒグマ注意報」について、先月3日から今月2日までとしていた期間を来月2日まで1か月延長すると発表しました。
また、道警函館方面本部によりますと、管内でのことしに入ってから8月末までのクマの目撃件数は320件で、食害は47件といずれも去年より増加しているということです。
檜山振興局は、農作業をする際は、早朝の薄暗い時間帯を避けることや、音が鳴るものを身につけて複数人で行動するなどクマに遭遇しないよう対策を呼びかけています。