シカ飛び出し注意の看板を釧路市に寄付 秋の行楽シーズン前に

秋の行楽シーズンを前に、走行中の車がエゾシカと接触する事故を防ごうと、屋外広告の業界団体がシカの飛び出し注意をドライバーに呼びかける看板を作り釧路市に寄付しました。

これは、釧路・根室地方の屋外広告の制作会社でつくる「東北海道屋外広告業協会」が秋の行楽シーズンを前に独自に制作したもので、一辺の長さが45センチの金属製の看板には3頭のエゾシカの絵とともに、ドライバーに注意を呼びかける「びっくりマーク」があしらわれています。
道警本部によりますと、釧路・根室地方では2022年1年間でエゾシカによる事故が826件発生していて、このうち3割余りが9月から10月にかけて発生したということです。
東北海道屋外広告業協会の本間明美会長は「みなさんに『何だろう』と振り返ってもらえるような釧路市独自のデザインを作りました。シカに出会うことが多いので少しでも注意喚起につながればと思います」と話していました。
この看板は7日、釧路市郊外のエゾシカが多く出没する市道の街灯のポールに設置されるということです。