タイの経済団体が音更町の菓子工場を視察

十勝地方の企業との交流促進を目指すタイの経済団体の関係者が音更町にある菓子メーカーの工場を視察しました。
視察に訪れているのは、タイ北部の都市、チェンマイの食品加工業や建設業などの企業が所属する団体の28人です。
この団体は去年、タイと十勝の企業の交流促進を目指して帯広商工会議所と連携協定を結び、9月2日からは直接、現地を視察しています。
工場では担当者が十勝には小麦や小豆、乳製品など、菓子の原材料が豊富にあることや、職人が商品1つ1つを手作業で確認している一方で箱詰めなどは自動化されていることなどを説明しました。
これに対し参加者は、どんな商品を販売しているかや海外への進出状況などを熱心に質問していました。
「タイ工業連盟チェンマイ支所」のジャガリン・ワンウィワット会長は「北海道のお菓子はタイ人の好みに合うので、人気が高いです。まずはタイの物産展で十勝の商品や企業を紹介できるよう日本側のパートナーを見つけたいです」と話していました。
大手菓子メーカー「柳月」の田村英祐社長は「タイの人たちが十勝の農産物の魅力に興味を持っていることがよくわかりました。経済成長が続いている国なので、今後、ビジネスの機会があればいいと思います」と話していました。