官民つなぐ拠点施設道庁に開設 企業の力借りて課題解決目指す

道内の自治体が抱える課題を企業の力を借りて解決することを目指した拠点施設が道庁内に設置され、5日、記念のセレモニーが行われました。

北海道庁の2階にオープンした施設は、自治体と企業をつなぐという意味を込めて「COnnECT」と名付けられ、鈴木知事のほか、道内の飲料水メーカーや事務機器販売会社の幹部が出席してオープンを記念する看板を設置しました。
セレモニーで鈴木知事は、「つなぐことによって、それを力に変え、地域の課題を解決できる場にしたい」とあいさつしました。
この施設は、人口減少や地域の活性化などの課題に民間企業の力やアイデアを借りたいという自治体の声を受けて設置され、道庁を訪れる自治体と道内外の民間企業との接点の場となることを目指しています。
無料でデスクワークや打ち合わせを行うことができ、今後は、自治体の職員を招いたセミナーを開くことなども検討しているということです。
北海道の阿部正幸企業連携担当局長は、「行政を取り巻く環境は年々厳しくなっている。民間企業のアイデアも活用しながら課題解決のきっかけを生み出す場にしていきたい」と話していました。