公務中に飲酒 せたな町議会の議長らが役職辞任へ 議員は継続

道南のせたな町の議長を含む3人の町議会議員がことし7月、ビールを飲んだあと公務にあたっていた問題で、議長らは4日の町議会の全員協議会でそれぞれ議長などの役職を辞任する考えを明らかにしました。一方で、議員活動は今後も続けていくとしています。

この問題は、せたな町議会の真柄克紀議長ら3人が、ことし7月の出張の際、昼食を取るため立ち寄った飲食店でビールを飲み、その後、視察などの公務にあたっていたほか、このうち1人の議員が飲食のおよそ5時間後に車を運転して帰宅し、議長も同乗していたものです。
この問題をめぐり、町議会の全員協議会が4日開かれ、真柄議長ら3人は「自覚を欠いた行動により、町民や議会に多大な迷惑をかけた」として、一連の責任を取る形でそれぞれ議長などの役職を辞任する考えを明らかにしました。
一方で、議長ら3人は「初心に立ち返り、町民の負託に応えるために頑張るべきだという支持者の声があった」などとして今後も、議員活動は続けていくとしています。
せたな町によりますと、定例の町議会が始まる今月19日までに、後任の議長の選出に向けた準備を進める予定だということです。