阿寒に炭鉱があった時代とは 雄別鉄道開業100年展示会

かつて釧路と阿寒の炭鉱を結んでいた「雄別鉄道」にまつわる写真や資料などを集めた展示会が釧路市で開かれています。

1923年に開業した雄別鉄道は、釧路港と阿寒町にあった雄別炭鉱の間で石炭や人を運んでいましたが、1970年の炭鉱閉山とともに廃止されました。
釧路市立博物館では、雄別鉄道の開業からことしで100年を記念した特別展を開いています。
会場には雄別鉄道で活躍していた蒸気機関車「C11形1号機」の当時の運転室の一部やナンバープレートなどが展示されています。
また、関連するイベントとして市内にある4つの郵便局では、雄別鉄道で活躍した車両のイラストを使ったスタンプを集めるスタンプラリーが行われていて、博物館で台紙を見せるとポストカードがもらえるということです。
展示会を企画した釧路市立博物館の石川孝織学芸員は「雄別鉄道は釧路が成長を続けていた時代を支えてきた。資料を見て当時の空気や人々の息づかいを感じてほしい」と話していました。
この特別展は、2024年4月7日まで開かれています。