南極観測船しらせが十勝港に10年ぶりに入港 一般公開も

南極での観測活動を支援する南極観測船「しらせ」が1日、広尾町の十勝港に10年ぶりに入港し、地元の人たちの歓迎を受けました。

南極観測船「しらせ」は(1万2650トン)その重さと大きな推進力を利用して氷を砕きながら航行できる海上自衛隊の砕氷艦で、南極観測を行う昭和基地に観測隊員や物資を輸送します。
次の南極観測に向けた1か月にわたる訓練航海の最初の寄港地として、1日、10年ぶりに十勝港に寄港し、地元の人たちが入港の様子を見守りました。
そして、乗組員が参加して歓迎式典が行われ、広尾町の村瀬優町長が「南極での厳しい条件下での任務の遂行に敬意を示し、心から歓迎します」とあいさつしました。
また、「しらせ」の齋藤一城艦長は「北海道のおいしい食べ物と雄大な景色に心を躍らせています。海上自衛隊や南極に興味を持ってもらい、南極を目指すきっかけになればうれしい」と話していました。
「しらせ」は、2日と3日一般公開が行われ、今月4日に出港する予定です。