コロナワクチン接種後死亡 釧路市民1人に国の救済制度適用

新型コロナウイルスワクチンを接種した後に亡くなった釧路市の市民1人について、ワクチン接種との因果関係が否定できないとして、釧路市は国の救済制度に基づき死亡一時金などを支給することを明らかにしました。

新型コロナワクチンの接種後に死亡した人については、予防接種法に基づいた健康被害の救済制度で国が因果関係が否定できないと認定した場合には死亡一時金などが支給されています。
釧路市によりますと、新型コロナのワクチン接種後に亡くなった市民の遺族が市を通じて国の救済制度の適用を申請し、厚生労働省が因果関係が否定できないと認定したため、市は、死亡一時金と葬祭費あわせて4400万円あまりを支給するということです。
また、ワクチン接種後に通院が必要になった別の市民1人にも、医療費と医療手当あわせておよそ8万円を支給することにしています。
市は支給する2人の年齢や性別、ワクチンの種類などについては明らかにしていません。
釧路市で新型コロナのワクチン接種後に国の救済制度が適用されるのは今回が初めてだということです。
厚生労働省によりますと、8月21日の時点で全国で10代から90代までのあわせて156人に対して新型コロナのワクチン接種後に死亡一時金などの支給が認められているということです。