部活動の地域移行でスポーツクラブと協定 白老町

中学校の部活動の地域移行を国が進める中、胆振の白老町は、札幌市のスポーツクラブと協定を結び、部活動への指導員の派遣などについて今後、協議していくことになりました。

白老町と包括連携協定を結んだのは、札幌市を拠点に活動するスポーツクラブ「サフィルヴァ」で、大塩英男町長と豊川大地理事長が30日、町役場で協定書に署名しました。
白老町では、中学校の部活動を従来の学校から地域へ移行させるのにあたって、受け皿の確保や態勢の整備が課題となっていることから、今後、指導者の派遣などについて、スポーツクラブと協議していくということです。
また、協定では「スポーツを通じた魅力ある地域づくり」を進めることも定めていて、町は、幅広い世代の町民がスポーツを楽しむことができる新たなイベントの開催などについても共同で検討していくことにしています。
締結式のあと、白老町の大塩町長は、「部活動の指導者探しで苦労している部分があるので、子どもたちの育成のために協力してもらいたい」と話していました。
また、サフィルヴァの豊川理事長は、「指導者を派遣するだけでなく、次の指導者の育成にも取り組み、よりよいスポーツ環境をつくっていきたい」と意気込みを語りました。