せたな町議長ら町議3人 陳謝も辞職否定

せたな町の議長を含む3人の町議会議員が7月、ビールを飲んだあと公務にあたっていたなどの問題で議長らは28日開かれた町議会の全員協議会で陳謝しました。

この問題は、せたな町議会の真柄克紀議長ら3人が、出張をしていた7月、昼食を取るために立ち寄った飲食店でビールを飲み、その後、視察などの公務にあたっていたほか、このうち1人は昼食からおよそ5時間後、帰宅する際にみずから車を運転し議長も同乗していたものです。この問題をめぐり、町議会の全員協議会が28日開かれ、真柄議長は「町民の方々に不信感を与え、心よりお詫び申し上げます。今後このような事態を招かないよう、真剣に活動を続けていきたい」と陳謝しました。
出席した議員からは進退を問う質問も相次ぎましたが、議長ら3人は「進退は支持者らと相談して決めたい」として、「ただちに辞職する考えはない」と否定しました。これに対し、一部の議員は「進退の結論を用意せずに議論に臨んでいるのは態度として悪質ではないか。支持者の存在を持ち出すのは延命の策略に過ぎず、議員の資質を疑わざるをえない」などと批判しました。議長らは、次回、全員協議会が開かれる9月4日までに改めて進退を表明するとしています。