北海道ワイルズ 来季加盟へ釧路側が支援 リーグ側に伝達

アイスホッケーのアジアリーグが、釧路市を拠点とする「ひがし北海道クレインズ」の出場資格を停止したことを受けて、地元のアイスホッケー連盟や市が東京にあるリーグのオフィスを初めて訪れ、クレインズの選手の受け皿として発足した新チーム、「北海道ワイルズ」が来シーズンから加盟できるように支援する方針をリーグ側に伝えました。

アジアリーグは経営の悪化で給与の未払いが続き選手や監督らがチームを離脱したクレインズについて、今シーズンの出場資格停止を決めたほか、選手の大半が移った「北海道ワイルズ」もリーグ参戦が困難になっています。
こうした事態を受けて、釧路アイスホッケー連盟と市は、29日、初めて東京・千代田区にあるアジアリーグのオフィスを訪れ、武田芳明チェアマンらと面会しました。
会合は非公開で行われましたが、釧路側の出席者によりますと、釧路からのプロチームの今シーズンのリーグ参戦は困難な状況を確認したうえで、釧路側としては、選手を第一に考えて現段階で選手が所属するワイルズが来シーズンに加盟できるように支援する方針をリーグ側に伝えたということです。
そして、参戦に必要な条件などをリーグに確認したということです。
釧路アイスホッケー連盟の谷川富成会長は「選手ファーストでいこうとリーグには訴えられたので一歩前進したと思う。現状維持ではなくアイスホッケーが発展できるよう全員で取り組んでいきたい」と話していました。