水産物の輸入全面的停止受け 北洋銀行と北海道銀行が相談窓口

東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出をめぐり、中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止したことを受け、道内の地方銀行2行は融資や経営の相談を受け付ける相談窓口を設置しました。

北海道から中国へはホタテやナマコなど多くの水産物が輸出されていますが、処理水の海への放出をめぐり、中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止したことを受けて、道内経済への影響が懸念されています。
北洋銀行と北海道銀行は、影響は輸出事業者や水産物の生産・加工・販売事業者にとどまらず、物流事業者などさまざまな業種へ及ぶ可能性があるとして、相談窓口を設置しました。
相談窓口では、運転資金の融資の相談のほか、中国以外の新たな販売ルートの開拓など経営の相談に応じるということです。
▽北洋銀行では事業性融資を取り扱っている本店営業部と道内136の支店で、▽北海道銀行では法人向け融資を取り扱っている10の法人営業部と39の支店で、いずれも平日の午前9時から午後3時まで受け付けています。