特殊詐欺の予兆電話 新たに9件確認

特殊詐欺の予兆電話 新たに9件確認

道内では28日までに特殊詐欺の予兆電話が新たに9件確認されました。

警察によりますと、4件が還付金詐欺の予兆で、このうち札幌市南区では60代女性の自宅に男の声で区役所の職員を名乗る電話があり、「医療費に関する書類を送っている。ATMでお金を受け取るために携帯電話の番号を教えてほしい」などと言われたということです。
女性は、番号を教えてしまいましたが、不審に思った女性の娘が携帯にかかってきた電話に出て詐欺ではないかと言ったところ、電話が切れたということです。
またNTTファイナンスをかたる詐欺の予兆電話も4件、確認されていて、このうち日高町では80代の女性が「未納料金がある。払わないと法的措置をとる」などと言われましたが、電話を切ったため、被害には遭いませんでした。
一方、新たな被害も2件、確認されました。
このうち、恵庭市の80代の女性は女の声で警察官を名乗る人物から電話があり、「口座が詐欺に利用されているので、封印する必要がある」などと言われました。
話を信じた被害者の女性は、その日、自宅を訪れた警察官を名乗る男にキャッシュカード2枚を渡し、だまし取られました。
身に覚えのない話で支払いを求められたり、「還付金がある」などと言われたりしたら、それは詐欺です。
不審に感じたら、迷わずに警察の相談専用窓口「#9110」に連絡するようにしてください。