企業の人手不足解消へ 女性やシニア層の活用など紹介

製造業などを中心に課題となっている担い手不足を解消しようと、札幌市などは工場の生産ラインの自動化や女性やシニア層の活用に向けた説明会を開きました。

去年札幌市の調査で市内の半数以上の企業が担い手不足が課題になっていると回答する中、市などは解決方法を提案するための説明会を開きました。
28日は製造業の経営者や人事担当者など15人が参加し、▽工場の生産ラインの自動化を進めるためにロボットを積極的に導入することや、▽女性やシニア層など新たな人材を活用すること、▽それに機械などを導入する際に利用できる補助金などについて説明を受けていました。
また、会場には自動化の技術を開発している企業の担当者が説明するコーナーなども設けられ、参加した人たちは熱心に耳を傾けていました。
北海道科学技術総合振興センターの黒澤辰憲さんは「製造業の大きな課題として人手不足が挙げられるが、自動化やシニア層などを活用することで人材不足の解決に役立ててほしい」と話していました。