釧路市が保育料過大徴収返還へ
釧路市は、保育園や認定こども園などの利用者の保育料の算定を誤り、34世帯からおよそ470万円を過大に徴収していたと発表しました。
釧路市が過大に徴収していたのは、保育料や、おかず代などの副食費で34世帯の園児36人分のあわせて471万円あまりにのぼります。
保育料は所得に対する住民税の課税額から算定される仕組みですが、いずれも3世代で同居している世帯で祖父母の所得を加えるなどして算定したことから、過大に徴収してしまったということです。
新たに算定の担当となった職員が7月、これまでのミスに気づき調べた結果、記録が残る2016年度からミスが続いていたことがわかったということです。
釧路市は対象の世帯へ今後、謝罪と説明を行って過大徴収した保育料などを返還するということで、2016年9月より前の、すでに市に記録がないケースについては個別に所得や保育料の支払いなどが証明できる書類があれば返還を検討するとしています。
釧路市こども育成課の島田珠美課長は「ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません。チェック体制の強化やマニュアルの改訂などで再発防止に努めたい」としています。