Rapidus工場の水源確保へ 有識者会議の初会合

先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」の工場で本格運用の際に必要となる水の確保に向けて、水源の候補地を決めるための道の有識者会議の初会合が開かれ、環境保全に向けた取り組みや住民への情報発信の必要性について意見を交わしました。

千歳市に建設される「Rapidus」の工場では4年後の2027年の量産開始にあたり、大量の工業用水を確保する必要があるため道の有識者会議は10月上旬までに水源の候補地を決めることにしています。
25日、札幌市内で開かれた初会合には、河川や自然環境などの専門家が出席し、道の中島俊明経済部長が「専門的な知見をもとにきたんのない意見をいただき、道としても量産開始の目標に向けて早急に検討を進めたい」とあいさつしました。
会議では、周辺地域の水の利用状況や水利権などを確認した上で、実際に工場で必要となる水の量の確保が可能なのか議論したほか、環境保全に向けた取り組みや住民への情報発信の必要性について意見を交わしました。
そして、来月上旬にも次の会合を開き、水源の候補地を5か所程度に絞り込むことになりました。