ヒグマOSO18を駆除か 先月釧路町で 牛60頭余が被害

北海道東部でこれまで60頭余りの牛を襲ったOSO18と呼ばれるヒグマが駆除されたとみられることが関係者への取材でわかりました。

道の関係者などによりますと先月、北海道東部の釧路町でヒグマ1頭が駆除され、その体毛のDNA鑑定を行った結果、OSO18と同一の個体とみられることがわかったということです。
道がDNA鑑定の結果などをもとに最終確認を行い、近く公表することにしています。
北海道東部では4年前からことし6月にかけて放牧中の牛あわせて66頭が襲われ、このうち32頭が死ぬ被害が出ていて、現場に残された体毛の鑑定結果や足跡などからいずれもOSO18による被害とみられています。
道はヒグマの専門家などで特別対策班を作ってわなの設置や行動経路の特定などを進めていたものの捕獲には至っていませんでした。