札幌で5年ぶり 重さ4.5トン国内最大級のみこし運行

北海道の開拓にあたった人たちをまつった国内でも最大級のみこしが5年ぶりに札幌市の中心部を練り歩きました。

このみこしの運行は札幌市の北海道神宮で開拓者たちをまつる開拓神社の祭りの行事として2年に1度行われていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止されていました。
5年ぶりの開催となった20日、高さ3.5メートル、重さ4.5トンの国内でも最大級の大きさのみこしは、午前10時過ぎに、およそ200人あまりの担ぎ手に引かれて北海道神宮を出発しました。
沿道にはカメラを抱えた人や家族連れなど多くの人たちが出て、豪華なみこしの様子を写真におさめたりかけ声にあわせて拍手したりしていました。
沿道に親子で見に来ていた父親は「家にいたらおはやしが聞こえて急いで見にきました。息子も手をたたいて喜んでいます。コロナ禍でお祭りもなかったので久々に活気があって感動しました」と話していました。
娘が参加しているという80代の女性は「娘はきのうから足袋などを用意してとても楽しみにしていました。夏を感じられてうれしいです」と話していました。