大型船によるサンマ漁 解禁

サンマ漁の主力となる大型船による漁が、20日解禁され、サンマの水揚げ量が全国一の根室市の港からは漁船が一斉に出漁しました。

サンマ漁は、20日、主力となる100トン以上の大型船による棒受け網漁が解禁され、サンマの水揚げ量が13年連続で全国一の根室市の花咲港では、午前0時になるとおよそ30隻の漁船が家族などに見送られながら次々と出漁しました。
サンマ漁の序盤の漁場は根室から東に1000キロ以上離れた北太平洋の公海で、ことしも不漁が予想される上、燃料代の高騰もあり厳しい漁が見込まれています。
甲板員の30代の男性は「みなさんにサンマを届けられればと思います。魚がいるかは分かりませんが、頑張ってきます」と話していました。
サンマ漁をめぐっては小型船が、18日から19日にかけて初水揚げを行いましたが、1.5トンあまりと低い水準にとどまった一方、競りでは高いもので1キロあたり13万円と過去最高値がつきました。
大型船は今月中の初水揚げを目指すということです。