「Rapidus」の工業用水 有識者会議で水源候補地決定へ

先端半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」が本格運用に向けて大量の工業用水を確保する必要があるとしていることから、道は有識者会議を設置し、10月上旬までに水源の候補地を決めることになりました。

日本の主要企業が共同出資して先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」は、4年後の2027年に本格運用を開始する計画で、半導体の生産には大量の工業用水を確保する必要があるとしています。
このため道は工場が建設される千歳市周辺の複数の候補地から水源にふさわしい場所を選ぶため、大学教授などの専門家による有識者会議を設置することになりました。
会議は来週25日から3回程度開催される予定で、10月上旬までに水源の候補地を決定することにしています。
鈴木知事は18日の記者会見で、「幅広い分野の有識者に協力をいただき、水源候補地を決定する中で、検討過程の客観性と妥当性を確保していきたい」と述べました。