猿払村の新たな特産品に 小学校跡地で育てたイチゴの収穫盛ん

道北の猿払村では、新たな村の特産品を作ろうと閉校した小学校の跡地を活用してイチゴを栽培していて、いま収穫が最盛期を迎えています。

ホタテを中心とする漁業が盛んな猿払村は、イチゴを新たな村の特産品にしようと閉校になった小学校の校庭に農業用ハウスを設置し、栽培しています。
ことし6月から始まったイチゴの収穫はいま最盛期を迎えていて、17日も地域おこし協力隊の隊員など9人が作業を行いました。
隊員たちは大粒に育ったイチゴの実を1粒ずつ手で摘み取り、出荷用のケースに丁寧に詰めていました。
村ではこれまで5つの品種のイチゴを栽培していましたが、ことしは安定的に収穫が見込める3つの品種に絞り込んだことで、出荷量は去年の2倍以上となる1500キロを予定しているということです。
猿払村地域おこし協力隊の山田大貴さんは「猿払のイチゴは酸味と甘みのバランスがよいのが特徴です。ことしは出来がいいので、多くの人に食べてもらいたいです」と話していました。
収穫作業はことし10月まで行われ、イチゴは稚内市のスーパーのほか、札幌市や東京で開かれる物産展などでも販売されるということです。