根室の名所を巡った子どもたち 「ねむろ子ども観光大使に」

子どもならではの感性で根室市の魅力を伝えてもらおうと、地元の小学生が「ねむろ子ども観光大使」に認定されました。

「ねむろ子ども観光大使」は、根室市観光協会が今回初めて募集し、15日は市内に住む小学2年生から6年生までの合わせて4人が遊覧バス「のさっぷ号」で名所を巡りました。
このうち、「歴史と自然の資料館」ではかつて樺太で日本とロシアの国境線の位置を示していた「標石」や地元にいる動物のはく製について学芸員から説明を受けました。
また、国の天然記念物「車石」では、独特の形状の岩を近くから眺めたり、波が岩場に打ち寄せて白いしぶきが立つ光景に歓声を上げたりしていました。
そして最後に観光大使の認定書が手渡され、子どもたちはそれぞれ小学校を卒業するまで、観光大使として友達や周りの人に根室の魅力を伝えていくということです。
6年生の青木琉秦さんは「初めて行く場所もあり、見るものすべてがすごかった。いろんな人に知ってもらって見る人が増えるとうれしい」と話していました。
根室市観光協会の寺田裕一事務局長は「生まれ育ったまちに思いを深めてもらって、自然の美しさなどを多くの人たちに伝えてほしい」と話していました。