函館 北大水産学部が夏休み高校生にミニオープンキャンパス

夏休みの高校生を対象に函館市にある北海道大学水産学部でオープンキャンパスが開かれ、地元の高校生が大学での研究などについて学びました。

北海道大学水産学部は、全国でも珍しい水産学部での研究に興味を持ってもらおうと、ミニオープンキャンパスを開き、夏休み中の市立函館高校2年生の生徒5人が参加しました。
まず、魚介類の繁殖などの研究を行っている北海道大学大学院の平松尚志准教授が、水産学部を受験したのは小さいころから海や川に興味があったことがきっかけだったことや現在は魚の品種改良技術などに取り組んでいることを紹介しました。
その後、高校生は平松准教授のもとで研究を行っている大学院生と一緒に、研究用ゲノム編集のデモンストレーションに参加し、顕微鏡やピンセットなどを使って大きさが1ミリほどのメダカの卵に液体を注入する顕微鏡注入に挑戦しました。
参加した男子生徒は「水産学部の研究内容は興味深く新鮮でした。進路を考えるうえで参考になりました」と話していました。
また、催しを企画した北海道大学大学院の藤森康澄教授は「ふだんのオープンキャンパスでは道外の高校生の参加が多く地元の高校生にも水産学部を知ってほしいと企画しました。研究内容を知ってもらって進路の選択肢にしてほしいです」と話していました。