江差町 姥神大神宮渡御祭始まる

道内でもっとも古い祭りとされる「姥神大神宮渡御祭」が道南の江差町で9日から始まり、山車が町内を練り歩きました。

350年以上前の江戸時代にニシンの豊漁に感謝するために始まったとされるこの祭りは、地元で「ヤマ」と呼ばれる山車が町を練り歩く光景が観光名物になっていて、道の無形民俗文化財に登録されています。
初日の9日は、13台ある山車が町内を回り、このうち愛宕町では「日本書紀」に登場する神功皇后の人形が鎮座する「神功山」がお披露目されました。
太鼓や笛を奏でながら、掛け声にあわせて子どもたちが乗った山車を手綱で引っ張っていました。
「神功山」の頭取を務める坂下昭彦さんは「参加者たちも『やってやるぞ』という表情で臨んでいます。自分や見ている人が楽しめる祭りにしたいと思います」と話していました。
姥神大神宮渡御祭は11日まで行われます。