函館 子どもたちがおしょろ丸を見学 北極海を調査

北海道大学水産学部の練習船「おしょろ丸」の北極海での調査などを紹介する催しが函館市で開かれ、夏休み中の子どもたちが海や自然について学びました。

8日は夏休み中の小学生14人が参加し、函館港に停泊する練習船「おしょろ丸」にさっそく乗り込みました。船内ではまず、担当者が「おしょろ丸」がおよそ6000キロ離れた北極海で調査などを行い、今月1日に戻ってきたばかりであることを紹介しました。また、北極海で採ってきた氷と南極の氷を子どもたちに見せて、北極の氷は海水で出来ている一方、南極の氷は昔に降った雪が固まって出来たものが多いことを説明し、子どもたちは興味深そうに聞いていました。
そして、子どもたちは船員が体を休めるスペースやレーダーがある操だ室など船内を見て回りました。
小学6年生の男の子は「いろいろ知ることができ楽しかったし、氷にも触れられ貴重な体験になりました」と話していました。「おしょろ丸」の星直樹首席1等航海士は「海の不思議さやおもしろさを感じてもらえたらうれしい。将来、海の勉強をしたり、海のことを教えたりできるような大人になってほしい」と話していました。